建設工事現場の、統括管理を効果的に機能させる体制づくりと、安全衛生水準の確保を図るためには、元請けの「統括安全衛生責任者」のみならず、関係請負人が選任する「安全衛生責任者」が、管理監督者として適切・的確に職務を励行する必要があります。
　他方、労働安全衛生法第６０条において、事業者は新たに職務につくことになった「職長」に対し、安全又は衛生のための教育を行わなければならない、と義務づけられており、現場で直接労働者を指揮監督する「職長」の労働災害防止への役割は、ますます重要なものとなってきております。
　「安全衛生責任者」には、このような「職長」が選任されることが多く、当該職務者の資質の向上を図る必要から、平成12年3月に労働省（当時）から通達が出されております。
　今般、標記教育を下記のとおり実施致しますので、貴社（協力会社を含め）における教育対象者を受講させられたくご案内申し上げます。

受講対象者

「安全衛生責任者」として、選任されて間もない者、又は将来選任される予定の者
作業中の部下労働者に直接指導したり、直接に監督する立場にある者（世話役等）